関連用語集
あ~さ
- 青色申告書
- 不動産所得、事業所得、山林所得のある人を対象にした所得金額の計算などについて有利な取り扱いが受けられる制度、またはその申請に必要な書類のこと。
①青色申告特典
不動産所得又は事業所得を生ずべき事業を営んでいる青色申告者で、これらの所得に係る取引をは複式簿記により記帳し、その記帳に基づいて作成した貸借対照表を損益計算書とともに確定申告書に添付して確定申告期限内に提出している場合には、原則としてこれらの所得を通じて最高65万円を控除することができる特典。
②青色事業専従者給与
青色申告者と生計を一にしている配偶者やその他の親族のうち、年齢が15歳以上で、その青色申告者の事業に専ら従事している人に支払った給与は、事前に提出された届出書に記載された金額の範囲内で専従者の労務の対価として適正な金額であれば、必要経費に算入できる給与のこと。
③貸し倒れ引当金
その事業の遂行上生じた売掛金、貸付金などの貸金の貸倒れによる損失の見込額として、年末における貸金の帳簿価額の合計額の5.5%以下の金額を貸倒引当金勘定へ繰り入れたときは、その金額を必要経費として認めることができる金額のこと。
④純損失の繰越しと繰戻し
事業所得などに損失(赤字)の金額がある場合で、損益通算の規定を適用してもなお控除しきれない部分の金額(純損失の金額)が生じたときには、その損失額を翌年以後3年間にわたって繰り越して、各年分の所得金額から控除すること。
- インバータ
- 太陽電池が発電する直流電力を交流電力に変換する装置。太陽電池が発電する電力は直流のため、そのままでは家庭内の電気製品で利用できない。
- ウィンドファーム
- 複数の風力発電装置の集合のこと。
- 大型風車
- 定格出力が500kW以上の風車のこと。
- 架台
- モジュールを支える台のこと。
- カットアウト風速
- 風車が利用可能な動力を生むハブ高さにおける最大の風速のこと。
- カットイン風速
- 風車が利用可能な動力を生むハブ高さにおける最少の風速のこと。
- 監視装置
- 太陽光の発電状況を通信によって所有者へ通知する装置のこと。セキュリティ対策として異常がないかを通知するものもある。
- 基礎
- ポールを支える土台部分のこと。
- キュービクル
- 電圧を変化させる装置のこと。太陽光発電システムにおいては余剰電力を電力会社に買い取ってもらう場合は、電圧を高くする。
- 区画数
- いくつかの部分に区切られた土地のこと。
- グリーン電力
- 太陽光、風力、バイオマス、地熱、水力など自然エネルギーにより発電された電力。石炭や石油などの化石エネルギーと異なり、自然エネルギーによる発電は発電時にCO2を発生しないと考えられている。ただしFIT(固定価格買取制度)の交付金を受け取っている場合は、これを謳えないことが決定した。
- グリーン投資減税
- 青色申告書を提出する個人及び法人が、対象設備を取得し、かつ1年以内に事業の用に供した場合、以下のいずれか一つの税制優遇措置を選択できる優遇税制のこと。
①普通償却に加えて取得価額の30%相当額の特別償却
②中小企業者等に限り、取得価額の7%相当額の税額控除(太陽光発電の場合は固定価格買取制度の認定を受けていない10kw以上の場合に限る)
- グリッドパリティ
- 再生可能エネルギーによる発電コストが電力料金や発電コストなどの既存の電力のコストと同等かそれより安価になること。
- 限界風速
- 発電設備が耐えうる最大の風速のこと。
- 抗力利用風車
- ロータに作用する抗力によって駆動する風車のこと。
- 小型風車
- ロータの受風面積が 40 m2未満で,交流 1 000 V 又は直流 1 500 V 未満の電圧で発電する風力発電システムのこと。
- 固定買取制度(FIT)の利潤配慮期間
(プレミアム期間)
- 2015年6月以前のこと。これ以前においては、定められた固定価格に上乗せされた優遇価格で販売する権利があったためこのように呼ばれる。
- 固定価格買取制度
- 太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス発電で国が定める要件を持たしている場合、発電した電力を国が指定する固定価格で既定の期間電力会社が買い取ってくれる制度。FIT制度とも呼ばれる。
- 再生可能エネルギー
- 太陽光、水力、風力、バイオマス、地熱、中小水力、波力、潮力などのこと。資源が枯渇せず繰り返し使えるため、「再生可能」という名称が付いている。発電時や利用時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しないエネルギーである。
- 砕石
- 整地された土地に砕いた細かな石を敷き詰めることで雑草の繁殖を防ぐこと。
- 最大出力
- JIS規格で規定された条件の元での太陽光パネルの発電能力のこと。
- 受風面積
- ロータ翼先端の回転による軌跡が、風向に垂直な平面に投影した面積のこと。
- 自立運転
- 風力発電装置が電力系統から解列された状態で単独で運転すること。
- システム容量
- システムの出力と言われる「太陽電池容量(kW)」は、システムで使用している太陽電池モジュールの公称最大出力の和。(例.200W×18枚のパネル=3.6kWがシステム容量となる)
- 自然災害補償
- 火災と自然災害(地震、噴火、津波を除く)で太陽光発電システムが正しく機能しなくなった場合に、その修理費用などを賄う補償のこと。
- シャドーフリッカ
- 晴天時に風力発電設備の運転に伴い、ブレードの影が回転して 地上部に明暗が生じる現象のことで、近隣住民が不快感を覚える恐れがある。
- 主軸
- ロータからの動力を発電機に伝達する回転軸のこと。
- 出力保証
- 太陽光発電モジュールの出力性能を一定期間にわたって保証し、何らかの理由から規定よりもモジュールの発電性能が低下したときには、メーカーの責任で、問題があったモジュールの修理や交換に応じるサービスのこと。
- 出力制御
- 電力会社が太陽光発電設備等の電力系統への接続を制限すること。
- 制御装置
- 風車及び周囲の状態の情報を受け、風車の運転を制限ないに保つよう調整する装置のこと。
- 生産性向上設備投資促進税制
- ①質の高い設備の投資について、即時償却又は最大5%の税額控除が適用出来る税制措置
②土地付き分譲太陽光発電は、「B:生産ラインやオペレーションの改善に資する設備」が適用され、即時償却することが可能になる税制措置。
※特別償却50%または税額控除4%が平成28年4月1日から平成29年3月末日までの期間で実施
- 製品保証
- 製造上の不良などにより、ソーラーパネルも故障や破損が起きることがあるため、設置後のこうした故障や破損に対しての保証のこと。
- 増速器
- ロータの回転速度よりも発電機の回転速度が高い場合に、主軸の回転速度を増速して動力を伝達する装置のこと。
- 想定投資利回り
- 投資に対して想定される利率のこと。太陽光発電システムの投資においては、販売形態が賃貸の場合、(想定売電収入-借地料-連系負担金)/(システム価格+連系負担金)となる。一方で、販売の場合は想定売電収入/(システム価格+連系負担金+土地価格)の式によって計算される。
- ソーラーローン
- 銀行や信用金庫などが太陽光発電の利用者に限って提供している低金利のローンのこと。
- 随時償却
- 設備投資にかかった費用を、初年度に全額損金(経費)として計上し、利益から税金を差し引くことができる仕組みのこと。
設備投資費は通常、設備ごとの耐用年数に応じ、毎年一定額あるいは一定割合ずつ損金として利益から差し引かれるが、即時償却して1年で全額を損金計上すれば、その分だけ課税対象所得が小さくなるため、年度の法人税負担が軽くなる。
た~ま
- 第一種農地
- 10ヘクタール以上の規模の一団の農地、土地改良事業等の対象となった農地等良好な営農条件を備えている農地のこと。この農地には風力発電設備を建設することはできない。
- 卓越風向
- ある一地方で、ある特定の期間(季節・年)に吹く、最も頻度が多い風向のこと。
- 着床式風力発電
- 洋上風力発電の一種で、陸地に近い比較的遠浅の海岸あるいは港湾などで建設された風力発電設備のこと。
- 賃貸型
- 20年の定期借地権付きで太陽光発電システムを販売する形態のこと。
- 翼
- ロータを構成する回転翼のこと。
- 定格風速
- 風車の定格出力が発生するハブ高さにおける規定の風速のこと。
- デマンドレスポンス
- 需要家(電力消費者)が電力の供給量に合わせて電力消費を調整し電力の安定供給を図ること。
- 電気事業用電気工作物
- 電気事業者の発電所、変電所、送配電線路などの電気工作物のこと。
- 動力伝達装置
- ロータから発電機に動力を伝達する部分のこと。
- 特別償却
- 経費の数%の減価償却費を前倒して計算する方法のこと。特別償却の中でも100%償却する場合は即時償却と呼ばれ、即時償却は投資費用を全額計上することである。
- ナセル
- 水平軸風車において、タワーの上部に配置され動力伝達装置、発電機、制御装置などを格納するもの、及びその内容物の総称のこと。
- バードストライク
- 野鳥が風力発電設備に激突する現象のこと。
- 媒介契約
- 宅地建物取引業法に基づいて、仲介を担当する不動産会社と契約を結ぶこと。
- 売電補償
- 説明太陽光発電システムが火災や自然災害などにより損害を被り、事業計画上の発電量に達しない場合の営業利益の減少分を補償すること。
- ハブ
- 翼をロータに固定する部分のこと。
- パワーコンディショナー
- インバータの一種。直流の電気を交流に変換する役割がある。
- ピークカット
- 日単位、あるいは年単位で電気の需要の高低差が存在する電力負荷曲線のうち、需要が多い部分の使用量を低減させること。
- ピークシフト
- 日単位、あるいは年単位で電気の需要の高低差が存在する電力負荷曲線のうち、需要が多い部分の使用量を低減させ、需要が少ない部分へ電力の使用を移行させること。
- PCS
- パワーコンディショナのこと。
- 風況調査
- 風況とは風速や風向の変わり方、最大瞬間風速などの特定の場所での風の吹き方を意味する。風力発電システムの発電効率を可能な限り最大化するために風の吹き方を調査すること。
- 風配
- ある地点のある期間における、各方位の風向および風速の頻度のこと。
- フェンス
- 防犯対策のため設置されるフェンスのこと。50kW以上の太陽光発電所については設置することが法よって定められている。
- 負荷率
- 契約電力に対してどれだけ電力を消費したかを表す値。この値が高いほど1kwhあたりの電力コストが安いということでもある。
負荷率=(電力使用量の12か月の合計)÷(契約電力)÷(8760)の計算式で求められる。
- 浮体式風力発電
- 洋上風力発電の一種で、洋上に浮かんだ浮体式構造物を利用する風力発電設備のこと。
- 分譲型
- 土地を含めて太陽光発電システムを販売する形態のこと。
- 変換効率
- 照射された太陽光エネルギーのうち、何%を電力に変換することができたかを表す数値のこと。そのため、変換効率は高ければ高いほどより効率的・効果的に発電をすることができる。
- 防草シート
- 太陽光発電システムのまわりに敷く、雑草の発生を防ぐシートのこと。伸びた雑草はパネルに影を落とし、発電を妨げ、故障の原因となる恐れもある。
- 法定定期点検
- 「電気事業法」によって定められている定期点検のこと。出力が100kW以上の場合隔月1回以上、100kW未満の場合は毎年2回以上の点検が求められる。
- みなし低圧系統連系
- 高圧の太陽発電システムにおいて、発電電力が契約電力の5%未満である場合、管轄電力会社との協議次第で、高圧ではなく低圧の系統連系とみなすことができる緩和措置のこと。
- モジュール
- 複数の太陽電池セルを直列接続して一定規模の電圧と電流を得られるようにし、保護用のガラスやフレームを取り付けてパネル状に成型したもの。屋根に設置されるのがこのソーラーパネルであり、「太陽電池モジュール」と呼ばれることもある。
や~わ
- 揚力利用風車
- 翼に作用する揚力によって駆動する風車のこと。
- 連係
- 発電設備を電力会社の送電線、もしくは配電線に接続すること。
- 連係負担金
- 発電システムを電力会社と連系するため、新たに受電側接続設備を施設するときに必要となる工事費負担金のこと。
- ロータ
- 風車において,風力エネルギーを主軸の動力に変換する部分のこと。翼,ハブなどで構成される。
E・I・k・N
- EPC
- プラント建設などにおいて、エンジニアリングの設計、資機材調達、製作、建設工事を含む一連の工程を請け負う事業者のこと。
EPCとは「Engineering, Procurement and Construction」の略で、日本語に訳すと「設計・調達・建設」となります。
- IPP
- 独立系発電事業者(IPP : Independent Power Producer)。発電のみを行い電力会社に卸売りをする独立系の卸供給事業者。
- kWh
- kwは発電所が発電している瞬間の電気の量であり、kWhは一定期間の間に蓄積された発電量の総和のこと。
- NK認証
- 国内で連系させるために必要となる日本海事協会による認証のこと。